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映画「ソラニン」 [書評・映画評]

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大学を出て2年経つけれど、社会に適応できない若者達の物語……か。
バンドの中心メンバーだった同棲中の彼が、不慮の事故で亡くなった後、彼女が遺作を引き継いで彼が生きていた証しを残そうとする物語……か。

大学時代にバンドを組んでいた3人組とそのとりまきだった2名の女性の仲良し5人組の卒業2年後の物語。(一人だけ留年してまだ大学生なのもいるが)
一人だけ堅実に社会人になりきったのもいるが、後の4人はまだ学生気分。大人の自覚ができていないし、しようともしていない。なりたくて今の生活を受け入れているのではない、という言い訳なのかもしれないが。

予告編でさんざん彼氏がジコることがわかっているのだから、そこから物語が始まるのかと思っていたが、彼氏との出来事がかなり中心的テーマで流される。そのうちに感情移入してきたりして。残されたメンバーや主人公達がどんなに落ち込んで、そして遺作を引き継いでいく思いがどれだけなのかが丁寧に語られる。それは映画的には成功だろう。原作をリアルタイムで読んでいた人には衝撃的だったかもしれないが。まあ「タッチ」で和也が事故死するのをリアルタイムで読んだ僕を含む人達と、先にそれを知っていて後からついてきた読者の違いとで物語の印象ががらっと違うものだけれど。

某CMで流れる宮崎あおいの下手な歌を聞いていた人には、この映画での宮崎あおいのロックは衝撃だろう。さすがに役者だと思わせられる。見事にロックを演じきっている。曲もコード進行が難しいのにギターをしっかり物にしている。

正直期待はしていなかったのだが、全2巻の原作コミックを立ち読みしようかと思ったり。
原作を知らないとわからない部分も多い。
いろいろな登場人物が出てくるが、彼らがどの程度主人公達にからんでくるのか、映画ではかなり省略しまくっているように思う。ラスト主人公が想い出のアパートを出て行くのだが、どこに行くのか、この先どういう生活をしていくのかまるで語られない。バンドはどうなるのかとか、他のメンバーはどうするのかとか、あの後輩は何なんだとか、とにかく不親切。

まあロックだけは本物だと。この映画で見られるのは、2組のロックを聴くことだと思って良い。死んだ彼氏が生きていた時のバンドと、彼の代わりに彼女が参加したバンドと。
ちなみに本物のミュージシャンの財津和夫が単に彼氏の父親というだけで登場してくるのだが、歌うわけでも楽器を弾くわけでもなく、どうして彼なのかわからない。悪くはないのだが。
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