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書評「りゅうおうのおしごと! 5 」 [書評・映画評]




将棋界最高位についた17歳ロリコン竜王と、9歳で押しかけ内弟子JS、
2歳年下のツンデレ姉弟子の三角関係バトルの正当派将棋ノベル第5巻。

前巻でも気になっていたのだが、今回は初めてのタイトル防衛戦が主軸。
しかし挑戦者は不敗神話を持つ将棋界最強の相手。これで普通に防衛すれば
やっぱりご都合主義の小説かとなってしまう。さりとてタイトルを奪われれば
このシリーズのタイトルが変わってしまうという重大事件。
案の定、崖っぷちに追い込まれ、師弟関係も崩壊、三角関係どころの騒ぎじゃ
なくなってくる。

ところが、これまでの登場人物、1名(あの危ない女流棋士)を除いて
総登場やら、回りの登場人物がみんなハッピーになったり、おまけに
大会場を舞台にして親族・将棋関係者を集めての披露宴まであったり、
なんとなく最終回フラグがたっているではないかと思っていれば、
あとがきまで最初の1行目で、
  「5巻で終わりにしようと思います」
  (中略)
  編集さんは「わかりました」と言いました。
って、何じゃこりゃ!

予定通りだったって?

うーーん、詳しいことは読んでください。最後には安心させる言葉も
あるから。

内容はもう感動しか出てこない。特に中盤から終盤にかけて感動しまくり。

しかし、クライマックスでのあの驚愕の現象。たしかにあり得ることとは
思いながらも、思わず鳥肌がたってしまう。

そしてもう一つ、第1巻から名前だけはあり、特に前巻では登場もしていた
あの人が○○だったなんて。
ただでさえ口調から▲▲だと思い込んでいたのに、××であったことだけ
でも驚いたのに。
しかしコミックではどうするんだろ。けっこう主要キャラなのに。
確かにあの名前、そういう読み方が出来るんだと辞書で調べて
わかったのだが。

(追記:と思っていたら、実はコミック第2巻にちゃんと登場しているん
    ですね。気がつかなかったが、ちゃんと正しい形で。
    おそらく作者から容貌を聞いていたんでしょう。)

ついでに言えば、毎巻おまけのページとして書かれている、二人の
女流タイトル保持者との雑談ページ。実はこの3人は主人公が
小学生名人戦で優勝した時の準決勝まで残った顔ぶれなんですってね。
それ以来の仲間というか、主人公を目標にしてここまでやって来た
因縁あるってことも、今回初めて紹介されたんだけど、
けっこう深すぎますね。それだけでも1冊できそうな。
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