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書評「か「」く「」し「」ご「」と「」 [書評・映画評]


か「」く「」し「」ご「」と「

か「」く「」し「」ご「」と「

  • 作者: 住野 よる
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/03/22
  • メディア: 単行本


仲の良い5人の男女高校生のありふれた日常生活。
今回作者がこころみたのは、この5人の誰もが、他人の感情を具体的に目で見える特殊な能力を持っていること。そして当然のように、それは自分だけが備わっている能力だと各自が思い込んでいる、すなわち、他の4人それぞれに感情が読まれていることを知らないという。

読めるのは感情の起伏だけ。それを知ることでイライラしたり、どうにかしたいとは思っても何も出来ない。そんなすれ違いの物語。
同時進行ではなく、各自が語り手になって時系列に物語が進んでいく。
最後にネタばらしがあるのかと思いきや、何もなく終わってしまう。それが一体何だったんだろうと思ったり。

別に特殊能力がなくても成り立った話なのかもしれない。3度読み返す必要があるかも。彼等のすべての能力を知った上で読み返すのと、能力がないものとして読み返すのと。

いやすでに第1章で読み返してはいるのだが。この作者が仕掛けた意外なミスリードに引っかかって。

一通り読んだだけではこの本を評価はしにくい。もう一度読み返さないといけないだろう。

しかし、オチが見つからないのがどうもつらい。結局彼等の関係って何だったんだろうって。

まあ言い換えれば、他人の感情が見える能力なんて邪魔なだけということか。

広瀬すずとか土屋太鳳とか山﨑賢人とかでドラマ化できそうだけど、ドラマにしない方が正解かも。

ちなみにオチと言えば、表題は実は「各仕事」ってことなんだね。それを聞いて腑に落ちたりして。

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