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映画「3月のライオン後編」 [書評・映画評]

3月のライオン2.jpg
「3月はライオンのようにやってくる」というイギリスの諺から
付けられたこの物語だが、この諺には後半があり、「そして
子羊のように去って行く」というのが後編の副題となっている。

前編が期待はずれだったので、まあラストをどう持っていくのか
という関心だけで見たのだが、原作がまだ描いていない、読者が
まだ知らない部分が思ったよりもよかった。で、腑に落ちたのだが、
前編荒削りを後編で収束させるという手法を監督が採ったんだなと。

原作にある部分での描写に関しては、付け加えた部分が蛇足で
あったり、舌足らずであったりと、不満点も多いのだが。
たとえば川本家が被る受難などはあっけなさすぎたり、主人公が
からまないまま解決して、それでいいのかと思ったり。
もっとも、原作でもあるのだが、主人公の独りよがりと空回りが
本当には直接の解決にはつながってはおらず、逆に主人公が
そのことを通して成長していくというのが短くても伝わってくる。
ラストの持って行き方、主人公が助けようとして、実は助けられて
いたということに気づくという主題の捉え方はいいと思う。

まあ本当はもっと描いて欲しかった部分は多いのだが。
たとえば修学旅行の場面とか、台風での出来事とか。
感想戦で名人と対話が成立していたとか。尺の問題なんだろうが。

作者から結末を聞き出して作ったということで、ちょっと不安では
あったのだが、こういう終わり方、この後どうなるのだろうかという
疑問を残して終えたのはよかったと思う。

原作を知っている人なら、前編を見ないで、後編だけ見た方が
いいかもしれないと思ったり。
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