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書評「姑獲鳥の夏」 [書評・映画評]


姑獲鳥の夏 (講談社ノベルス)

姑獲鳥の夏 (講談社ノベルス)



初版本を買っていたのに、読むのに23年もかかってしまった。
分厚い上に、冒頭数ページ難解な解説があったり、探偵側の登場人物が人数も多くて個性的で、判別しづらい等の状況で、結局積ん読状態になっていた。

再開のきっかけになったのは、幻想音楽好きのうちの娘がネット情報でこの本のことを知り、読んでないけど持ってるから読むか、と渡したら読破し、ちょうど公開されていた映画も見て、その後シリーズを当時発表されていたのを全巻読破。読んだ本はもういらないからと、この本を含めて全巻譲り受けたこと。数年後ケーブルTVで映画の放映があって録画して、数年後に見て、物語のイメージがつかめたので、なんとなく読んでみようかと思ったのだが、さらに数年後にようやく本を読み出すことに。
内容もうろ覚えで、映画の登場人物も堤真一と田中麗奈しか覚えていないので、ウイッキで調べ直して、映画のイメージを思い出しながら一気に読んだ。難解な解説は飛ばしながら。

正直読みづらい本だ。誰が主人公なのやら。
本来ワトソン役の記述者は、推理はイマイチなのだが、記述だけは正確というのが条件なのに、この記述者は記憶が欠落しているという前提がある。まあ早い段階でそのことが述べられているのでアンフェアではないのだが。見ているはずなのに見えていないという内容も、記述者の精神状況がこうなのだから仕方がないという言い訳の元、密室からの消失事件という内容ながら、実は見えていなかっただけというオチは本当のところどうなんだろう。

事件を解決する気などさらさらない探偵や、探偵する気などない陰陽師とか変人だらけ。まともなのは、映画で宮迫博之がやっていた刑事と、田中麗奈の陰陽師の妹くらいか。
映画ってのは普通本編をかなりはしょって縮めてしまう物なのだが、この小説に関しては映画の尺の方が正しいように思えてくる。まあ実際には映像にされると気持ち悪いだけだったのだが。

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