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映画「君の膵臓を食べたい」 [書評・映画評]

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原作の設定を少しいじって、12年後の主人公が昔を振り返る物語にしている。その都合上、原作では文庫の後ろに書かれていた「遺書」が、手紙の形で12年後に発見される設定になった。そのため、主人公とヒロインの親友とは12年間話をしないまま過ごしたことに。

そういう変更が気に入らなかったので、最後までイメージが崩されるのが嫌で見るのをためらっていたのだが、本屋で繰り返し流される予告編映像を何度も見続けてしまった。あまりにもイメージ通りのヒロインの姿に、この娘は誰なんだろう、と興味引かれて、浜辺美波と知って、ああ、「エイプリスフールズ」で実の父親に誘拐される少女演じてた子だとわかって、ずいぶんイメージ変わったなと、彼女見たさに見ることにする。

結果、脚本家の勝利だった。

12年後の設定以外はほとんど原作通り。何より主役を演じた二人の男女がイメージぴったり。その12年後、親友の女の子の結婚式があるのだが、新郎も原作の中でそれらしく触れられている男だったから納得できたし、新たに追加された12年後の生徒も物語を深める役目をしっかり果たしていて、好感持てた。


物語は、ヒロインが亡くなって12年後、母校の教師として赴任してきた主人公が、思い出の図書館が改築されることになり、本の整理を任され、かつての自分によく似た図書係の男の子に思い出話を語る物語になっている。
そして、その整理中に彼女が残していた「遺書」を発見。12年前の彼女の本当の思いを知ることに。折しもその日は彼女の親友の結婚式の日。12年後の主人公は彼女の残した親友宛の手紙を持って結婚式場に駆けつける。

本の整理を手伝ってくれた図書委員の男の子には、彼に何かとちょっかいをかけてくる、明るく元気な女の子がいる。何だよアイツと思う彼に主人公の教師は、「ナカヨシ」になりたいんだよ」と声をかけ、それで理解した彼は、彼女に声をかけ、お互いの名前を呼び合ってまた明日と別れの挨拶を交わす。そんな彼を見て、自分が教師をやっているのも悪い物じゃないなと思う主人公。この付け加えられたエピソードが物語をしっかり押さえてくれている。いい終わり方を見せてくれた脚本家に拍手したい。

映画始まってから終わるまで涙が止まらなかった。

蛇足
「銀魂」を見た後でのこの映画、ギャップが大きすぎるよね。
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